みどりのゆび

☆今日のできごと☆
ここをひたすらまっすぐ行ったら目的地につくのに、その目的地行きのバスがバス停3個分くらい歩かないと出ていない。わたしにとって役に立たないバス停を恨めしく思いながらひたすら歩く。
大通りはつまらないので、遠回りは承知で住宅地を抜けていくことにした。この辺は大きなお屋敷も多い。どんな人が住んでいるのかなあと想像しながら歩く。
ふと見上げると、二階部分が薔薇園の温室のようになっている家があった。古びた木片にwelcomと白いペンキで書かれている。少女趣味の洋服を着た夢見がちな年配の女の人が住んでいそうだなあと妄想した。
なぜかその隣には赤穂浪士を讃える石碑や灯籠のある家で、和洋折衷、何とも不思議な対比だった。
*みどりのゆび*
みどりのゆび (岩波少年文庫)
フランスの作家が描くものは本も映画も何か詩的です。
もう十年くらい前に姉が誕生日にプレゼントしてくれた本。
星の王子様よりもみどりのゆびのほうがわたしは好きです。

体は全部知っている (文春文庫)
こちらはよしもとばななの短編集。みどりのゆびという題名の作品が入っています。
この作品集もかなり好きです。